騙し合いの戦争史―スパイから暗号解読まで



第二次世界大戦から湾岸戦争までの、
戦争の裏駆け引きの部分に焦点を当てた本。


いろいろ具体的な騙しのテクニックが書いてあったり、
ドイツのスパイやCIA、KGBが登場して、
薀蓄ものとしては結構面白い。
アメリカや旧ソ連の諜報活動と言えば、
尾鰭はたくさん付いているにしても
ご存知の方が多いと思いますが、
イスラエルの諜報能力がかなりすごい、というのは
世間一般にはあまり知られていないんじゃないですか?
国周辺の状況を考えれば、それなりの能力を持っているのは
実は当然といえば当然です。


ほとんど実生活では役に立たない知識ですけど。
役に立ってほしくないですけど。