ワスプ(WASP)―アメリカン・エリートはどうつくられるか



WASPとは、White Anglo Saxon Protestantの略。
アメリカにおける、旧宗主国イギリス出身者のことです。


「人種」とか「差別」とか、最近の日本人にとっては
デリケートな問題ですが、「人種の坩堝」アメリカも
内側には同種の問題を、より深刻な形で、長期間に渡って、
抱えてきました。
この問題の歴史的な経緯と、それに対するWASP側の対応は
日本人にとっても参考になるかと思います。


旧支配層として色々言いたいことがあるのは分かりますが、
そういうことをあまり声高に主張するのはトータルに見ると
双方ともに得るものが少ない、という教訓。
日本とアジアの関係にそのまま適用できるものでも
ないでしょうけど。


それと、最近の宗教間問題(キリスト教イスラム教)の中で
忘れられ勝ちですが、イスラム教内部でスンニ派シーア派
対立関係にあるのと同様に、プロテスタントカトリックも相当に
仲が悪いようで。