ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1)

ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)



ローマ人の物語」の第十七弾は
第二代皇帝ティベリウス


ローマ帝政の基礎を築いたカエサル
初代皇帝アウグストゥスと比較すれば
知名度では格段に劣る二代目ティベリウス
しかし、アウグストゥスの跡を受けて、
見事にローマを導く才覚を示します。
ゲルマニクスに関しては、
「血の問題」によって苦労しますが、
国政レベルには大過なく、
優れた為政者であるとして評価されています。


ところで、ティベリウスは面白い性格の持ち主。
非常にストイックな人で、
他人の目を気にしない性格だったそうです。
そのために、誤解を招くことが多かったようですが、
それも気にしない。
実務における「器用さ」と、
対人関係の「不器用さ」の同居。
こういう人って、身の回りにもいませんか?