ローマ人の物語〈17〉悪名高き皇帝たち(1)
ローマ人の物語 (17) 悪名高き皇帝たち(1) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/28
- メディア: 文庫
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「ローマ人の物語」の第十七弾は
第二代皇帝ティベリウス。
ローマ帝政の基礎を築いたカエサル、
初代皇帝アウグストゥスと比較すれば
知名度では格段に劣る二代目ティベリウス。
しかし、アウグストゥスの跡を受けて、
見事にローマを導く才覚を示します。
ゲルマニクスに関しては、
「血の問題」によって苦労しますが、
国政レベルには大過なく、
優れた為政者であるとして評価されています。
ところで、ティベリウスは面白い性格の持ち主。
非常にストイックな人で、
他人の目を気にしない性格だったそうです。
そのために、誤解を招くことが多かったようですが、
それも気にしない。
実務における「器用さ」と、
対人関係の「不器用さ」の同居。
こういう人って、身の回りにもいませんか?