ローマ人の物語〈19〉悪名高き皇帝たち(3)
ローマ人の物語 (19) 悪名高き皇帝たち(3) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/08/28
- メディア: 文庫
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「ローマ人の物語」の第十九弾は
四代皇帝クラウディウス。
生真面目で華のない性格のクラウディウス。
それなりに大過ない治世であったにも
関わらず、その性格のために不人気に終わります。
客観的な事実よりも、
雰囲気に影響されやすい世論による
典型的な犠牲です。
そして、彼を苦しめたもう一つの要因は妻。
メッサリーナ、アグリッピーナの二人ともに
自分の欲望に従って夫を蔑ろにします。
クラウディウスにとっては
これが文字通り命取りとなりますが、
どうもローマ皇帝は家庭に恵まれないようです。