日本を創った12人 (後編)
- 作者: 堺屋太一
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 1997/05
- メディア: 新書
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現代日本が形成されていく過程の中でも、
最も影響力の大きかった歴史的人物を
12名選んで、その残した影響を
解説していきます。
後編は江戸時代から現代まで。
人選が政治経済に偏っているのは、
おそらくこの本の主旨が
そういうものなのでしょう。
石田梅岩という人はこの本で見るまで知りませんでした。
石門心学も知らなかったのですが、
効率化を至上とせず、労働をある種の善行として
捉える思想は、確かに職場の雰囲気を見ても
影響力が納得できます。
ある作業が意味あるものかどうかは二の次として、
やらない=怠慢として、とにかく実行する、
それが善い事とされるんですよね。
優先順位や費用対効果も少しは考えてほしいものです。
あと、筆者はマッカーサーがあまりお好みでは
ないようです。
松下幸之助は、PHPだからですかね。