美しい国へ

美しい国へ (文春新書)

美しい国へ (文春新書)



言わずと知れた、現日本国総理大臣の著作。


初めから終わりまで保守一色。
「保守って、こういうものか」と理解するには
いい本です。


日米安保のエピソードやゴルバチョフ書記長との
エピソードは、岸信介の孫、安倍晋太郎の子という
育ちの特殊性がよく見えます。
こういう原体験があったから、今の政治姿勢が
あるのですね。
また、懐古主義的、つまり「古きよき日本」が
相当にお気に入りのようです。
懐古主義そのものが間違っているとは思いませんが、
現実の政治となるとどれほどの人が
賛同できるでしょうか。