奥羽越列藩同盟
- 作者: 星亮一
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/03/25
- メディア: 新書
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (9件) を見る
戊辰戦争のクライマックス、会津戦争を
東北側の視点から描く。
奥羽越列藩同盟の中心的存在であった、
会津、仙台、米沢、庄内、南部、長岡、秋田の各藩の
思惑、内情、人物を追いながら、
長岡・会津戦争の経緯と戦後を眺めます。
従来の、新政府軍、官軍である薩長と、
幕軍、賊軍である東北という単純な図式とは
異なり、東北側が何を考え、何を目指したかが
分かります。
河井継之助の生き様もすばらしいのですが、
この本で初めて知ったのは会津藩家老、梶原平馬。
戦前戦中に活躍しながら、無為に死を選ばず、
戦後を静かに暮らした、こんな人がいたんですね。