西洋哲学史―古代から中世へ
- 作者: 熊野純彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2006/04/20
- メディア: 新書
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西洋の哲学の流れを、古代ギリシアから中世神学まで
なぞっていきます。
古代ギリシアから始まる、存在論を中心に紹介していきます。
「存在」とは何か、「存在する」とはどういうことか、
なぜ存在するのか。
ソクラテス、プラトン、アリストテレスはもちろん、
その他多くの哲学者の発言、著作が紹介され、そこから、
哲学者の思考を読み解いていきます。
哲学は完全に門外漢で、そもそも哲学とは何を追及する
学問なのかもよく知らないで読んだのですが、
ちょっと内容が難しかったですね。
例えば、「存在」と「存在そのもの」は違う、という議論が
あるのですが、「存在そのもの」という表現が何を指すのか
今ひとつ確認できませんでした。
ただ、古代のギリシア哲学者が達した「神」の考えが、
キリスト教神学に取り込まれていく過程は
分かりやすく読み取れました。