ローマ人の物語〈25〉賢帝の世紀〈中〉

ローマ人の物語 (25) 賢帝の世紀(中) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (25) 賢帝の世紀(中) (新潮文庫)



ローマ人の物語」の第二十五弾は、
五賢帝の三人目、ハドリアヌスの半生。


ハドリアヌスの生い立ちから、皇帝即位後の
国内巡行を描きます。


北はイギリス、南はアフリカ、西はスペイン、東はシリア。
ハドリアヌスローマ皇帝でありながら、
ローマほったらかしで帝国内を見てまわります。
時代はパクス・ロマーナの真っ只中。
華々しい戦勝話はないわけで、微妙に地味ですが、
事績を見れば、やはり非凡な皇帝であったのだと
理解できます。
なぜハドリアヌス一代を一冊にまとめなかったんでしょうね。
次がもっと地味だから?