ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉

ローマ人の物語 (26) 賢帝の世紀(下) (新潮文庫)

ローマ人の物語 (26) 賢帝の世紀(下) (新潮文庫)



ローマ人の物語」の第二十六弾は、
五賢帝の三人目、ハドリアヌスの治世後半と
四人目アントニヌス・ピウス


ハドリアヌスの治世後半は、国内巡行の続きと、
ユダヤ反乱、アンティノー、元老院との対立。
アントニヌス・ピウスは維持管理の人。


ハドリアヌス、晩年にはやや荒れました。
五賢帝と呼ばれるような人でも
このような一面を持っていたのですね。
老いには勝てなかった、ということのようですが、
後継者を間違えなかったのは、さすが、というか。
アントニヌス・ピウスはやはり地味な治世。
特段の事件もなく、平穏を維持しました。
それもまたすばらしい業績なのだと思いますが、
やはり小説化は難しいのでしょうかね。
いい人ではあったようです。