検査値で読む人体

検査値で読む人体 (講談社現代新書)

検査値で読む人体 (講談社現代新書)



健康診断や人間ドックで測定される様々な指標について、
その高低や陰陽の意味するところを解説します。


昨今健康ブームですが、この本は17年前の発行。
臓器の役割から説き起こし、それに絡める形で検査の意味や
その結果の読み方、何に気を付ければ良いかが説明されます。
かなり専門的で詳細な説明ですが、素人にも割りと分かりやすいと
思います。


C型肝炎の説明で、「輸血を受ければ、肝炎になるのは
当たり前」な時期があったことや、輸血によって肝炎が発症したにも
関わらず「むしろ輸血を受けて命が助かったことを感謝した」患者が
いたことなどの記載は、今にして思えば興味深いですね。
ひどい話です。